AFT対応プラットフォームについて
こんばんわ。ピクセルカンパニーズ吉田です。
ツイッターではAFT対応プラットフォームについてツイートしてたのですが、まとめて簡単に説明したいと思います。
カジノマシンを開発しても国際認証を取らないとカジノ業界に納品できません。その認証機関がGLIやBMMという組織です。カジノに納品されているカジノマシンはこのどちらかの認証を受けて製品として認定される仕組みになっています。日本でカジノができたとしてもこの2つのどちらかの認証を得たマシンのみが、仮称ですが日本のカジノ局に申請できる仕組みになると思います。マカオではこの認証を受けた後にDICJというマカオカジノ局の認可を受ける仕組みになっています。そして正式にマカオ国内での販売を許可されることになります。
まず私達がAFT対応プラットフォームと言っているシステムはどのようなシステムがご説明します。
1 ジャックポット機能搭載
これは複数のマシンが連動するシステムです。カジノではジャックポットという複数のマシンが連動して賭け金の配当が行われる仕組みがあります。これはシステム上複数のマシンを連動させて成立しますのでジャックポット機能と呼びます。マシンのまとまりを島とかラインとか呼びます。
2 AFT機能搭載
AFTとはadvanced fund transfer の略語です。カジノの会計システムはTITO:チケットインチケットアウト機能がSASと呼ばれるIGT社が開発したシステムで動いています。AFTはSASの奥につなぐシステムでマシンの移動をしても決済を容易にできたりと最新の決済システムのことです。リアルカジノがG2Sにまだ対応してませんのでSASがメインシステムですが、将来的にはSASからG2Sに変わっていくのではないでしょうか。けどまだまだ時間がかかることが予想されます。開発前はAFTに対応しなくてもカジノに導入できると思っていましたがこちらが誤算でした。世界の大きなカジノのマシン新規購入のトレンドはAFT対応をもとめられます。ちなみに自前でこのAFTを開発している会社は日本ではアルゼ、コナミ、ピクセルのみだと思います。
3 個別のゲームタイトルをハードにつなぐシステム 私達はいまハードとしてRGX1000シリーズのGOLDとSILVERを開発完了しています。
この3つをあわせて僕たちはAFT対応プラットフォームと呼びBMMの認可を取得済みです。
このプラットフォームがあれば、ゲームタイトルを開発するだけで カジノにつなぐスロットマシンが提供できます。今回バンダイナムコ社の鉄拳と提携しました。日本最大のゲーム:コンテンツ:IP保有会社から採用されたプラットフォームであることは私達の大きな自信となりました。
今後、IPホルダーの同意契約さえあれば、日本のパチスロのようなコンテンツをカジノスロットにして提供することが可能ということです。例えばエヴァンゲリオンや聖闘士星矢、AKB48とかシンフォギアのようなパチスロに採用されているコンテンツを搭載したスロットマシンを提供することも可能ということです。またハードの若干の変更することによって中のコンテンツを入れ替えることも可能です。日本の演出力やコンテンツを使ったマシンはお客様を魅了しマシンの前に居させる時間を7倍にすると言われています。だとするとカジノ側も導入したくなりますよね。
これらの日本が誇るJAPANコンテンツや演出力を私達のプラットフォームにのせて、世界中のカジノに提供しマシンのレベニューシェア、レンタルの仕組みをPIXEL CASINO(仮称)構想とよんでいます。早くサービスインできるように社内で準備をしております。
以上になります。引き続きピクセルカンパニーズを宜しくお願い致します。